台風や大雨による堤防、斜面の崩壊、地震による山崩れ、倒壊しそうな建造物など日本では多くの災害が発生します。
こういった災害が起こる前の予防調査で利用することができます。
特定地域に対する調査プロジェクトがあり、プロジェクトの責任者が任命されます。
プロジェクトには、河川堤防や傾斜地など危険場所毎に分割され調査タスクと共に調査担当者が割り当てられます。
このプロジェクトとタスクの情報(担当者、場所、実施予定日時など)をFiCSSに登録します。
調査を行う当日、責任者から開始における通達などをFiCSSを使用して現地の担当者へ送り、担当者とのコミュニケーションを開始します。
担当者は調査を開始し、土砂崩れが起きそうな箇所、堤防が決壊しそうな箇所、倒壊しそうな建物など現地の情報を収集し、報告(場所、写真、状況)として蓄積します。
問題などが発生した場合、責任者へ詳細な情報と共に相談し、対応策を講じて処理します。
調査が全て終了したら、FiCSSに蓄積されたデータを報告書としてまとめ、調査結果のレポートを作成します。
調査結果のレポートは、災害対応組織に渡されそれぞれの対応(災害マップ、非難告知、補強工事など)業務に生かされます。
管理者(PC、タブレット) | 担当者(スマートフォン) | |
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予防調査プロジェクトとして登録 | → | 調査プロジェクトを確認、現地へ |
調査プロジェクトを依頼 | → | 現地を調査、危険地点を確認 |
担当者から確認依頼を受け取る | ← | 調査方法の確認を行う |
必要なマニュアルを通知、指示 | → | 確認の回答を受け資料を確認する |
新たな調査地点をタスクとして追加する | ||
報告を受けレポート作成 | ← | 調査完了の報告を行う |
1.調査地点を含む地図のデジタル出力
(報告書に利用)